今年は、「響け都多の里いっぱいに ひとりひとりが主人公」のスローガンを掲げ、学習発表会の練習をがんばってきました。本番では、スローガンにもあるように、ひとりひとりが主人公になりきり、都多の里いっぱいに美しい歌声や音色を響かせてくれました。
今年の全校合奏は、映画「サウンド・オブ・ミュージック」より「エーデルワイス」と「ドレミの歌」のメドレーです。どちらも有名な曲で、歌うと楽しい曲ですが、演奏するとなると難しい曲です。短い練習期間でしたが、何度も練習し、がんばりました。音楽の授業だけでなく、休み時間や家庭でも練習に取り組みました。その成果が存分に発揮された演奏でした。
1・2年生の劇「おたまじゃくしの101ちゃん」は、普段たくさんの愛情を与えてくれる大好きなお母さんに感謝の気持ちを伝えることができたのではないかと思います。1年生にとっては初めての学習発表会。広い体育館で、どれくらいの声を出せば見ている人に届くのか、どうすれば気持ちが伝わるのか、2年生をお手本にがんばりました。かえるやおたまじゃくし、ザリガニなどになりきって演じる姿はとてもほほえましく、また、お母さんへ感謝の気持ちを伝える姿にとても感動しました。
3・4年生は英語劇「MOMOTARO」に挑戦しました。慣れない英語に苦戦もしましたが、見ている人に伝わるように、大きく、ゆっくり、はっきりした声で台詞を言えるように練習してきました。また、「見ている人たちに笑ってほしい!」という気持ちから、いくつかの見せ場を自分たちで考えました。桃太郎のように鬼退治はできませんが、どんな大人になりたいか、将来どんな仕事に就きたいのか、発表しました。桃太郎が仲間にした猿や犬、キジのように、よく考え、家族を大切にする気持ちや感謝の気持ちを忘れずに成長していってほしいなと感じました。
5・6年生は自然学校でカヌー体験をした「音水湖」を題材にした劇「湖上にふく風 ~過去と未来への希望~」を通し、ふるさとのすばらしさを伝えてくれました。さすがは高学年。昔の人々の生活の様子やふるさとが水の底に沈んでしまうことの悲しさがとても伝わってきました。誰にでもあるふるさと。そのふるさとがなくなってしまうことはとても悲しいことであること、そして、私たちのふるさとである都多を大切にしていかないといけないということを改めて教わったように思います。
全校合奏では、全校児童による「こどもの世界」、会場の全員で「ふるさと」を歌いました。会場全体が一体となり、プログラムの最後にふさわしい歌になりました。一緒に歌ってくださった皆様、ありがとうございました。
衣装の準備や家庭での練習など、地域の方々、保護者の方々には本当にお世話になりました。おかげさまで、今年の学習発表会も大成功に終わったと思います。本当にありがとうございました。