2014年2月18日火曜日

ゲームのお話(全校朝会)

 1月末のゲーム機やスマホについて篠原さんに教えていただいた講演について、子どもたちからいくつかの不安や疑問が出ていたので、月曜の全校朝会でお話をしました。話した内容をまとめておきますので、おうちで約束を決められる時などの参考にしてください。


ここからは、○に続けて太字で書いている文は子どもたちから出てきた不安や質問です。それに答える形でお話をしました。




○「ぼくはゲーム機の設定で名前も住所も誕生日も変えたから大丈夫だと思います。」
→ネットに接続されることを前提に「個人を特定できる情報を書かない」という講演での話を受けて、さっそく自分のゲーム機の登録内容を書き換えた子がたくさんありました。名前等に加えて、自由に書くことができる「コメント」の欄にも気をつけてください(画像では「みんなにひとこと」)。学校名や電話番号などをうっかりここに書いてしまうことがあるそうです。



○「お店で自由にインターネットにつなげられるところで、やったことがあるけど危ないのか大丈夫なのか心配です。」
→フリースポットなど公の場で公開されている接続先であればおおむね問題ありません。ただし前述した個人情報を登録していないかは確かめておく必要があります。



○「ゲーム機を使っていると「同意する」とか「同意しない」とか出た時は、どうしたらいいかわかりません。」
→「同意する」を押さないと先へ進めない時は、「利用規約の確認」などがあります。特に問題ないこともあれば、お金の支払いに関わる場合もあります。基本的には「同意する、しない」の表示が出た時は、大人の人に確認してもらって使うように話しています。これは基本の約束としておうちでぜひ定着させてください。


○「住んでいるところなどを打たなかったので大丈夫だと思って「ありがとうございました」って打ってみたけど大丈夫なのか心配になりました。」
→これくらい気をつけたりドキドキしながらメッセージを送ってほしいですね。この子の場合は「こちらこそありがとうございました。」と返事が返ってきたそうですが、文字だけでのコミュニケーションは難しいものです。表現の行き違いがないように気をつけてほしいという話をしました。


○「ぼくは(インターネットを使って)知らない人と一緒にゲームの中でやっていて、何回目かに強い人のところ(グループ)に入って、ぼくがいやなことを言われました。」
→ゲームの中で知らない人から嫌なことを言われたという体験が出てきました。想像ですが相手の人たちは友だち同士でのグループを作ろうとしていたのかもしれません。そこへそれをわからずに入ってしまった子が文句を言われたパターンでしょうか。でもこの子は続けてこんなことを書いてくれていました。


○「ずっとだれか知らない人が来ないだろうかと心配していたけど、お母さんが「家の住所とか電話番号とかを入れてなかったら大丈夫やで」と言ってくれたので安心しました。」
→ネットでの誹謗中傷を受けた時、子どもは何とも言えない不安に襲われます。この場合は個人情報を載せてなかったこととお母さんが安心させてくださったことでほっとすることができました。ただ、個人情報の登録はゲーム機そのものの設定だけでなく、個々のゲームごとにも書ける欄があるので注意が必要です。



 朝会では実際のゲームの画面を例にお話をしました。知っているゲームを例にしたことで、話はわかりやすかったようです。これからの子どもたちにはあらゆる機器がネットにつながっている状況が当たり前になります。大切なことをきちんと知って、安心して楽しめるようになってほしいですね。子どもたちからの疑問や不安が出てくれば、また機会を見てこんな話をしていきたいと思っています。